FutzVerbは、リバーブにLo-Fi、ディストーション、サブオクターブ、デバイスシミュレーション(SIM)を組み合わせ、音そのものの表情をデザインすることができるサウンドプロセッサーです。既存の人気プラグイン「FutzBox」をベースにしつつ、より多彩な空間処理とテクスチャ変化を実現できるよう拡張。「きれいに響かせるリバーブ」ではなく、空間の材質・荒れ具合・歪み・スピーカー越し感まで統合的にコントロールできる“新世代のリバーブ”です。アンビエント、劇伴、電子音楽、ノイズ/IDM、Lo-Fi、ポップ、ボイス加工など、音で“世界観”を作る表現に強いプラグインです。
FutzVerbには、複数のリバーブタイプ、初期反射、モジュレーション、ステレオ幅、ダンピングなど、空間設計に必要なパラメータを幅広く搭載。
小さなブースから大規模ホール、そして現実には存在しない抽象的な空間まで表現可能です。
音を「配置」するのではなく、音に“環境”を与える感覚に近い操作ができます。
FutzVerbのLo-FiおよびSIM(Synthetic Impulse Model)セクションは、
リバーブの前・後・内部など、配置場所を自由に選べます。
ただ“汚す”のではなく、
音の温度・距離感・記憶性を加えるための加工が可能です。
オリジナルの音に加え、-1 と -2 オクターブ下の信号を生成しミックス可能。
これをリバーブ処理へ送ることで、深く沈むような重低域の残響を生み出します。
アンビエント、ドローン、テクノ、劇伴では特に有効です。
FutzBox由来のフィルター&ディストーションセクションを搭載。
サチュレーションから大きく崩れる歪みまで、幅広くコントロールできます。
“崩れ方”そのものをデザインできるため、
ライブ録音、劇伴効果音、アンビエント素材処理に強いです。
リバーブが濁る場面では、Dynamicsセクションを有効にすることで:
世界観と聴きやすさの両立に役立つ機能です。