F.'emは、11オペレーターによる自由度の高いFM音源エンジンを中心に、VAシンセシス、サンプルベース音源、ノイズ、フィルター、エフェクト、強力なモジュレーションを組み合わせた、TracktionのハイブリッドFMシンセサイザーです。
一般的なFMシンセでは、あらかじめ用意されたアルゴリズムから構成を選ぶことが多いですが、F.'emではオペレーター同士の接続をマトリクス上で自由に設定可能。クラシックなFMサウンドから、攻撃的なベース、金属的なリード、複雑に変化するシーケンス、シネマティックなテクスチャ、サンプルを絡めたハイブリッド音色まで、幅広いサウンドデザインに対応します。


F.'emの中心となるのが、自由に構成できるオペレーター・マトリクスです。8基のウェーブ・オペレーター、2基のマルチサンプル・オペレーター、1基のノイズ・オペレーターを組み合わせ、オペレーター同士を前後方向に自由に接続できます。
固定アルゴリズムに縛られず、シンプルなFMベースから、複雑な倍音構造を持つリード、デジタルベル、金属的なパーカッション、分厚いシネマティック・サウンドまで、思い通りに音色を構築できます。
F.'emはFM専用シンセではなく、VAシンセシスやサンプルベース音源としても使用できるハイブリッド・インストゥルメントです。ウェーブ・オペレーターはサイン波だけでなく、アナログ系波形やクラシックFMシンセ由来の波形にも対応。マルチサンプル・オペレーターやノイズ・オペレーターを組み合わせることで、FMならではの鋭さに、サンプル由来の質感やVA的な太さを加えることができます。
8
ウェーブ・オペレーター
FMサウンドの中心となる波形オペレーター。複雑な倍音や鋭い音色を作成できます。
2
マルチサンプル・オペレーター
サンプル素材をFM構造に組み込み、より有機的で複雑な音色を作成できます。
1
ノイズ・オペレーター
パーカッション、効果音、アタック感、荒々しい質感の追加に活用できます。

F.'emのエンベロープは、一般的なADSRにとどまらず、最大32ステージまで設定可能。さらにテンポ同期にも対応しているため、リズミックに変化する音色、複雑なゲート感、シーケンス的な動き、時間をかけて変化するパッドなどを緻密に作り込めます。

F.'emには、8ステップ構成のFlow LFOを2基搭載。各ステップごとに異なる波形を選択できるだけでなく、波形を自由に描画することもできます。シンプルな揺れから、複雑なステップモジュレーション、グリッチ的な変化、リズムに同期した音色変化まで、動きのあるサウンドデザインに活躍します。

F.'emは、非常に柔軟なモジュレーション・マトリクスを搭載しています。各オペレーターのピッチ、レベル、エンベロープ、LFO、フィルター、エフェクトなど、多数のパラメーターを自在に関連付けることができます。最大200エントリーのモジュレーションに対応し、さらに32種類までのモディファイア・アルゴリズムも使用可能です。

F.'emは4レイヤー構成に対応し、各レイヤーに4つのエフェクトスロットを搭載しています。複数の音色を重ねた分厚いサウンド、キーボード・スプリット、レイヤーごとの役割分担など、複雑な音作りが可能です。
一方で、すべてのパラメーターを細かく操作しなくても、マクロを使えば音色の主要な変化をすばやくコントロールできます。深く作り込めるだけでなく、プリセットを選んですぐに演奏したい場合にも扱いやすい設計です。
F.'emは、クラシックなFMサウンドだけでなく、現代的なベース、リード、パッド、アルペジオ、シネマティックな効果音、エレクトロニック系のリズム音色まで幅広く対応します。FMならではのクリアで鋭い質感に、VAやサンプルベースの要素を加えられるため、ひとつの音源で多彩なキャラクターを作ることができます。
FMベース
太く鋭い低域、攻撃的な倍音、モダンなエレクトロニック・ベースに。
デジタル・リード
金属的で抜けのよいリード、エッジのあるシンセメロディに。
パッド/テクスチャ
複雑に変化するパッド、アンビエント、シネマティックな空間演出に。
リズミック・シーケンス
テンポ同期エンベロープやFlow LFOを使った、動きのあるフレーズ制作に。
F.'emの音色を確認できるパッチデモと、基本的な構造を確認できるオーバービュー動画です。FMシンセとしての鋭さだけでなく、レイヤー、マクロ、エフェクトを含めたサウンドの広がりを確認できます。
F.'emには、音色の方向性に合わせて追加できる8種類の拡張サウンドパックが用意されています。ベース、キー、テクノ、シネマティック、サイバーパンク、電子音楽向けグルーブなど、用途に応じてF.'emのサウンドバリエーションをさらに広げることができます。
・11オペレーターFMシンセサイザー
・4レイヤー構成
・各レイヤーに4つのエフェクトスロット
・自由に構成できるオペレーター・マトリクス
・8基のウェーブ・オペレーター
・2基のマルチサンプル・オペレーター
・1基のノイズ・オペレーター
・FM、VA、サンプルベース音源として使用可能
・2基のマルチモード・フィルター
・オーバードライブ・ステージ搭載フィルター
・シリーズ、パラレル、中間ルーティングに対応
・各オペレーターにピッチ/レベルLFOを搭載
・各オペレーターにピッチ/レベル・エンベロープを搭載
・最大32ステージのテンポ同期エンベロープ
・2基のFlow LFO
・自由描画可能なLFOシェイプ
・キーボード・レベルスケーリング
・最大200エントリーのモジュレーション・マトリクス
・最大32種類のモディファイア・アルゴリズム
・クイックエディット・パネル
・主要パラメーターのオートメーション対応
1.5GB以上の空きディスク容量
VST2、AU、AAX
macOS 10.11以降
64-bit IntelまたはApple Silicon
VST2、AU、AAX
Windows 8 / 10 / 11
64-bit
VST2、AAX
Ubuntu 18.04でテスト済み
64-bit
VST2
※本製品の使用には、対応するDAWホストアプリケーションが必要です。インストール、オーサライズ、アップデート、追加コンテンツのダウンロードにはインターネット接続およびTracktionアカウントが必要となる場合があります。最新の動作環境はメーカー情報もあわせてご確認ください。